モレノンNEXT(旧モレノン3)とは|見積りから合計請求までの鈑金塗装見積りシステム

モレノンNEXTは、株式会社プロトリオスの自動車鈑金塗装見積りシステムです。損害協定のための見積り作成から、売上、合計請求、入金までを1つのソフトで扱えるのが大きな特長で、名前のとおり計上モレのない見積りを目指した作りになっています。公式サイトには現行の「モレノンNEXT」の製品ページと、従来の「モレノン3」の紹介ページがあり、このサイトでは「モレノンNEXT(旧モレノン3)」と表記しています。この記事では、プロトリオスの公式ページで確かめた内容をもとに、モレノンNEXTの3D知識ベース、見積りから入金までの流れ、ライブラリ、HASPキー、動作環境と更新手続き、参考価格、向いている板金工場を整理しました。

この記事で確認した一次情報

モレノンNEXTとは(見積りから合計請求までの鈑金塗装見積りシステム)

モレノンNEXTとは、株式会社プロトリオスが提供する、自動車整備業システムや売上・請求管理と連動する鈑金塗装見積りシステムです。公式ページは、指数テーブルを見ながら手作業で見積書を作る必要をなくし、修理費見積りから合計請求まで計上モレのない見積りで確実に収益を上げることを狙いに掲げています。従来の操作性を引き継ぎながら、「効率」「見やすさ」「使いやすさ」を追った機能を載せたと説明されています。顧客と車両は車検証の画面に似た形で登録でき、見積りの画面では指数、部品、部位、イラスト、金額が1画面に表示されます。脱着、取替、塗装の作業には株式会社自研センターが策定した標準作業指数を採用し、一部の車種や作業にはプロトリオス独自の参考指数を使っていると公式ページの注意事項に書かれています。起動にはHASPキーというUSBの鍵を使います。

項目 モレノンNEXT(2026年10月 公式ページの記載)
メーカー 株式会社プロトリオス
対象車両 国産車(このサイトの比較表による)
提供形態 Windowsのインストール型、起動にHASPキーを使用、データは提供ディスク(DVD)
扱える範囲 見積り、売上、合計請求、入金
主な機能 3D知識ベース、見積りインジケーター、リボン機能、スター機能、ライブラリ
指数 自研センターの標準作業指数を採用(一部はプロトリオス独自の参考指数)

モレノンNEXTの3D知識ベース(関連作業の自動選択)

モレノンNEXTの3D知識ベースとは、主体となる作業を選ぶと、それに付いてくる関連作業を自動で選んでくれる機能です。公式ページは、プロトリオスの実践的な情報をデータベース化したもので、いわばベテランの知恵の集まりだと説明しています。付随作業、複合作業、重複する作業もチェックでき、見積りの漏れと二重計上の両方を防ぐ仕組みです。付随する作業を担当者が一つひとつ思い出して入力する手間が減り、各作業画面では指数、部品、部位、イラスト、金額を同時に見ながら確かめられます。損傷範囲は3Dのイメージから選び、修理の選択画面では部品イラストと作業一覧が並びます。経験の浅い担当者でも、ベテランと近い見積りに近づけやすいのがこの機能の狙いです。

公式ページの注意事項には、収録されている指数や技術料が全て保険会社に認められるとは限らないこと、部品価格や番号は必ず部品販売会社などに確認することが書かれています。自動で選ばれた作業も、実際の損傷と照らして担当者が判断してください。協定で確認される点は保険会社との協定とはにまとめています。

モレノンNEXTの見積りから入金までの流れ

モレノンNEXTは、見積書を作ったあとの売上、合計請求、入金までを同じソフトで続けて扱えます。プロトリオスのモレノン3紹介ページは、見積書から修理保証書、合計請求書まで印刷でき、見積書から売上、合計請求書、入金へのリレーもスムーズだと説明しています。見積りの画面上部には「見積りインジケーター」が常に表示され、左から右へ画面を切り替えて業務を進めます。リボン機能で業務ボタンを画面上部にまとめ、使わないときは折りたたんで画面を広く使えます。気になる修理や、あとで確かめたい顧客情報や入金情報には「スター」を付けておき、スター付きデータとして絞り込んで呼び出せます。見積書から合計請求書まで同じデータでつながるため、見積りの金額を請求書に打ち直す作業がなくなります。

  1. 顧客と車両を登録する

    車検証の画面に似た形で顧客と車両を登録します。伝票の宛先や保険情報も管理できます。

  2. 車種を選び、損傷範囲を選ぶ

    ボデー色はイメージカラーで表示され、各種情報の収録状況も見積り前に確かめられます。

  3. 修理と塗装を選ぶ

    3D知識ベースが関連作業を選び、合計金額は画面の下に常に表示されます。

  4. 明細を編集して印刷する

    内税表示や塗装材料費の振り分けなど、明細を思いどおりに編集し、見積書や修理保証書を印刷します。

  5. 売上、合計請求、入金へつなぐ

    見積書のデータを売上に回し、合計請求書を出して入金を記録します。

事故車の入庫から請求までの全体の手順は事故車の板金見積もりの流れで説明しています。

モレノンNEXTのライブラリと環境設定

モレノンNEXTのライブラリには、見積りに使う資料がまとめて収録されています。公式ページが挙げるのは、車種別指数マニュアル、見積り虎の巻、部品イラスト、指数テーブルマニュアル、見積りのはてな、全国見積り事情(Ⅰ、Ⅱ)です。紙の資料を棚から探す代わりに、見積りの画面から同じ情報を引けるのが利点です。環境設定では、部品価格のダウンロード、塗膜ごとの既定の塗料と材料費率、見積レート、納品レス率、端数処理、消費税、データの出力先とバックアップ先を決められます。レートや外税と内税の切り替えはワンタッチで行えます。工場ごとの計算ルールに合わせて最初に設定しておけば、見積りごとに計算方法がぶれません。単価の設定は指数対応単価(レバーレート)とはを参考にしてください。

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モレノンNEXTのHASPキー(持ち運べる起動キー)

モレノンNEXTは、ソフトの起動時に「HASP」(ハスプ)キーを使います。勤務先、自宅、営業用のノートパソコンにソフトを入れておけば、HASPキーを挿し替えるだけでどこでも見積り作業ができる、と公式ページは説明しています。キーがないとソフトが起動しないため、見積り情報の漏洩防止にもつながります。夜に自宅で見積書を仕上げたい経営者や、保険会社や顧客のところへノートパソコンを持って出向く担当者には便利な仕組みです。ただし公式ページには、HASPキーは全てのハードウェアでの動作を保証しているものではないこと、システムは特定されたハードでのみ使え、パソコンを買い替えるときは取扱店かプロトリオスに必ず連絡することも書かれています。キーをなくすと見積りができなくなるため、置き場所を決めておくのが安全です。

モレノンNEXTの動作環境と更新手続き

モレノンNEXTの公式ページに載っている動作環境は「2018年6月現在」の記載で、対応OSはWindows 7、8、8.1、10(32bit、64bit)です。CPUはインテル Core i3以上、メモリは4.0GB以上、ハードディスクはシステムだけで40.0GB以上の空き容量、画面解像度は1280×800以上(16:9)とされています。ライセンス認証とバックアップ用にUSBポートが2つ、2層式のDVDドライブも要ります。複数台で使う場合はWindowsのProfessional、Pro以上が推奨です。表記が2018年時点のままで、Windows 11への対応は公式ページでは確かめられませんでした。これからパソコンを用意する場合は、対応OSを取扱店に確認してから選んでください。

項目 公式ページの記載(2018年6月現在の表記)
対応OS Windows 7/8/8.1/10(32bit/64bit)、複数台構成はProfessional/Pro以上を推奨
CPU インテル Core i3以上
メモリ 4.0GB以上
HDD 40.0GB以上の空き容量(システムのみ)
画面解像度 1280×800以上(16:9)
その他 USBポート2つ(ライセンス認証、バックアップ用)、DVDドライブ(2層式)
プリンタ レーザープリンタ、インクジェットプリンタ等

もう1つ覚えておきたいのが更新手続きです。公式ページは、データの契約期間と関係なく、システムは1年ごとに継続使用の更新手続きが必要で、期間内に更新しないと一切使えなくなると明記しています。複数年の契約でも、毎年の更新を忘れると見積りが止まります。更新の時期は、決算や車検の繁忙期と重ならないよう社内の予定表に入れておくと安心です。

モレノンNEXTの価格と導入サポート

モレノンNEXTの価格は、プロトリオスの公式ページには載っていません。このサイトのトップの比較表では、当サイトでの取扱い価格の目安として、1年間500,000円(税別)、6年間2,050,000円(税別)を参考価格に載せています。モレノンNEXTの無料体験版は、このサイトでは案内していません。操作の様子は、公式ページから製品資料をダウンロードして確かめられます。導入時はオペレーターがサポートし、導入後は専用のサポートダイヤルのほか、メールやFAXでの問い合わせ、オンラインヘルプ、利用者と同じ画面を見ながらパソコンの障害を調べるオンラインのテクニカルサポートが用意されています。体験版で操作を試してから決めたい場合は、体験版のある製品と並べて比べる方法もあります。体験版の考え方は板金塗装の見積もりソフトは無料で使える?で説明しています。

モレノンNEXTが向いている板金工場

モレノンNEXTが合うのは、見積りだけでなく、売上、合計請求、入金までを1つのソフトで管理したい鈑金塗装工場です。見積書の金額を別の請求ソフトに打ち直している工場ほど、手間とミスの減り方が大きくなります。3D知識ベースが関連作業を選んでくれるため、見積担当者の経験に差がある工場にも向いています。HASPキーで自宅や外出先のパソコンでも見積りしたい経営者にも合います。一方で、毎年の更新手続きが必要で、公式ページの動作環境は2018年時点の表記のため、パソコンのOSは事前の確認が要ります。初期費用を抑えて月額で始めたい工場は、クラウド型の製品と比べてから決めてください。製品ごとの違いは板金見積システムの選び方で比べています。

まとめ

モレノンNEXT(旧モレノン3)は、株式会社プロトリオスの鈑金塗装見積りシステムで、見積りから売上、合計請求、入金までを1つのソフトで扱えます。3D知識ベースが関連作業を自動で選び、ライブラリには車種別指数マニュアルや見積り虎の巻などの資料がそろっています。起動にはHASPキーを使い、システムは1年ごとに継続使用の更新手続きが必要です。価格は公式ページに載っていないため、当サイトの参考価格(1年間500,000円・税別)を目安に、対応OSと合わせて見積りで確かめてください。

よくある質問

モレノンNEXTとモレノン3は同じ製品ですか?
プロトリオスの公式サイトには、現行の「モレノンNEXT」の製品ページと、「モレノン3」の紹介ページがあります。このサイトでは、モレノンNEXTを「モレノンNEXT(旧モレノン3)」と表記しています。モレノンNEXTは従来の操作性を引き継いでいると公式ページに書かれています。
モレノンNEXTの価格はいくらですか?
プロトリオスの公式ページには価格が載っていません。このサイトのトップでは、当サイトでの取扱い価格の目安として1年間500,000円(税別)、6年間2,050,000円(税別)を参考価格に載せています。
モレノンNEXTは毎年手続きが必要ですか?
必要です。公式ページは、データの契約期間と関係なく、システムは1年ごとに継続使用の更新手続きが必要で、期間内に更新しないと一切使えなくなると明記しています。
HASPキーとは何ですか?
モレノンNEXTを起動するときに使うキーです。キーを挿し替えれば、ソフトを入れた別のパソコンでも見積りでき、キーがないと起動しないので情報の漏洩防止にもなると公式ページは説明しています。
モレノンNEXTの体験版はありますか?
このサイトでは体験版を案内していません。公式ページから製品資料をダウンロードできます。導入の相談は、このページの相談窓口からも受け付けています。
板金の請求と整備の請求を1つのシステムにまとめられますか?
モレノンNEXTは自動車整備業システムと連動する鈑金塗装見積りシステムと公式ページで説明されています。自動車整備システムと組み合わせる場合は、どこまでデータが連動するかを確かめておくと二重入力を防げます。整備システム リースなしで始められるか、整備ソフト 安いかどうかも合わせて比べると、総額の見通しが立ちます。

参考にした一次情報

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月24日確認)。

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